盛岡市で呼吸器内科をお探しの方へ
呼吸器内科では、わたしたちが生きていく上で欠かせない「呼吸」に関する臓器の疾患を、専門的に扱います。
呼吸器は、主に鼻・のど(咽頭、喉頭)、気管・気管支、肺などの臓器です。
肺を包む横隔膜や助間筋などは呼吸筋ともよばれ、呼吸に重要な役割を担うという点から呼吸器に含まれます。
ご相談の多い症状・病気
呼吸器感染症とは
呼吸器は微生物の侵入口になりやすい臓器です。呼気によって、細菌やウイルス、カビ(真菌)、空気中のホコリやチリ、飛沫などから、病原微生物が体内に侵入します。
呼吸器感染症はこれらの微生物が原因となって、炎症を起こす病気の総称です。炎症が起こる場所や重症度によってその症状は異なります。
呼吸器感染症の例
- かぜ症候群
- インフルエンザ
- COVID-19
- 肺炎
- 肺結核
など
また、そのほかの病気が隠れている場合もありますので、早めに受診してください。
呼吸器疾患で多い症状
- 咳や痰
- 鼻水、鼻づまり
- 呼吸困難
- 胸痛
- のどの痛み
- 発熱
- 倦怠感(だるい、疲れやすい)
以上のような症状です。
これらの症状は、呼吸器感染症でよくみられる症状です。
そのほかの病気
喘息(気管支喘息)
喘息は気道に慢性的な炎症が起こり、咳や喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーとした音がする)、呼吸困難などの発作を起こす病気です。炎症によって気道が過敏な状態になってしまい、ちょっとした刺激で発作が起こります。
喘息は、アレルギーが関与するアトピー型喘息と、関与しない非アトピー型喘息に分類されます。アトピー型は、ほとんどが子供の頃に発症し、その一部が成人まで続きます。
一方、非アトピー型は40歳以上の成人に多い喘息です。
発作のきっかけは、喫煙や肥満のほか、さまざまな生活環境が関係して発症します。
慢性閉塞性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患(COPD: Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とは、気道や肺の炎症が慢性的に生じることで、気道と肺の組織に障害が起こる病気です。
軽症の場合は、咳や痰が出るといった程度の症状ですが、進行すると少し体を動かすだけで、息切れの症状が出ることもあります。また、呼吸困難を引き起こす場合もあるため注意が必要です。
この病気の主な原因は、喫煙です。患者さんの90%以上の方に喫煙歴があるといわれています。たばこの煙に含まれる有害物質が、気道と肺の組織を破壊する要因となります。
また、喫煙歴がなくとも、副流煙や大気汚染なども発症の原因になります。